妄想と現実の境界線
人生 経験よりも実践である
紅い月ツ ナ総受け気味のパラレル
希望なんかない。
そこにあるのは絶望よりもより深い闇。
楽園の扉は閉じられ、残されたのは・・・・・。
紅い月~始まりの月~
十月の風に乗った甘やかな薫りに目眩がした。
人恋しい、と言う感情が胸に過る。
これは人間が持つ感情なのだろうか。
何時からか時が止まり、気が付いた時には過ぎ去る季節の中に何かを置き忘れてきた気がする。
季節の風に目を細めた幼子は、小さく笑った。
そるが余りにも老成された様にまろやかな頬を縁取る幼子に不思議と似つかわしかった。
未だネオンに彩られた街中にぽっりと佇む巨大な建物。
白い外装が染まる事はない。ならば、と一度だけ真っ赤なペンキで染めた事があった。ただの子供の悪戯だ。
随分様変わりした街並みよりも鮮明に覚えている。少しだけ、胸がほこりとした。
色褪せる事の無い記憶が連鎖反応の様に様々な思い出と言う記録に結び付く。此れが夢や幻で無いことを祈りたい。
無心論者の祈りなど聞き届けてくれる神など居やしないだろうが。
一歩踏み出す足が軽やかに宙を駆ける。
奇跡など有りはしないが、もし此れを奇跡と言うのならば頷けるだろう。
夜のネオンに彩られた世界を駆ける幼子は宙を舞う。
世界は未だに眠らない。眠ることを知らないのだ。
そこにあるのは絶望よりもより深い闇。
楽園の扉は閉じられ、残されたのは・・・・・。
紅い月~始まりの月~
十月の風に乗った甘やかな薫りに目眩がした。
人恋しい、と言う感情が胸に過る。
これは人間が持つ感情なのだろうか。
何時からか時が止まり、気が付いた時には過ぎ去る季節の中に何かを置き忘れてきた気がする。
季節の風に目を細めた幼子は、小さく笑った。
そるが余りにも老成された様にまろやかな頬を縁取る幼子に不思議と似つかわしかった。
未だネオンに彩られた街中にぽっりと佇む巨大な建物。
白い外装が染まる事はない。ならば、と一度だけ真っ赤なペンキで染めた事があった。ただの子供の悪戯だ。
随分様変わりした街並みよりも鮮明に覚えている。少しだけ、胸がほこりとした。
色褪せる事の無い記憶が連鎖反応の様に様々な思い出と言う記録に結び付く。此れが夢や幻で無いことを祈りたい。
無心論者の祈りなど聞き届けてくれる神など居やしないだろうが。
一歩踏み出す足が軽やかに宙を駆ける。
奇跡など有りはしないが、もし此れを奇跡と言うのならば頷けるだろう。
夜のネオンに彩られた世界を駆ける幼子は宙を舞う。
世界は未だに眠らない。眠ることを知らないのだ。
PR
この記事にコメントする
この記事へのトラックバック
- この記事にトラックバックする
カレンダー
カウンター
プロフィール
HN:
o_ka
性別:
非公開
職業:
不明
趣味:
寝る事
自己紹介:
最近ますますネタが浮かばなく日々悶々とする毎日です。