妄想と現実の境界線
人生 経験よりも実践である
初ツナ♀設定2
よく晴れた日ほど心地よい眠りに誘われるのは必須。連日続いた豪雨が嘘のように晴れた空に架かる虹を見上げながら抗いがたい眠りに身を任せてみるのも一興だろう。
まるで平和、と言う言葉が当てはまるかのような平凡な日常。何度夢にまで見たそれが有触れた日常として存在する軌跡。
平凡と普通をこよなく愛する沢田綱吉少年改め、沢田綱吉嬢は長閑な日常をかんぽするのだった。
身に付けた小物は少女と言うよりは少年と表してしまうほど質素なものばかりだ。
不揃いの短く切られた蜜色の髪は散発と言うよりも、まさに切った、と言うべきか。癖毛の髪がさらに突拍子も無い方向に飛び跳ねていた。
平均以下の身体がさらに少年のようにも思わせる沢田嬢の心許ない胸元にはかつて沢田少年時代に継承し、次代へと引き継がれた指輪が陽の光にキラリと輝く。
忌々しくも受け継がれるべき血は大空の系譜。
しかもありがたいことに直系ときたら、嘆くのも馬鹿らしいほどだ。
幾度となく破棄したはずの指輪が手元に舞い戻ってきたときには流石に殺意すら沸いたほどだが、今となっては諦めの境地だ。何事も諦めは肝心だと思う。無能な今代が悪いのだ。
かつての殺伐とした人生よりも今の長閑で平凡な人生を生きることを決めた沢田嬢の第一歩として、昼寝を決め込むことにした。
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